Grok(グロック)
評価のまとめ
| 本 | カテゴリ・項目 | ★ |
|---|---|---|
| 本編 最新AIツール大全 | チャットボットAI | |
| 本編 最新AIツール大全 | 検索AI Grokの検索機能 | |
| 本編 最新AIツール大全 | 画像生成AI Grokでの画像生成 |
★は、筆者ヒルトルの個人的なオススメ度です。 ★の付け方
Grokをお使いなら、この機能も使えます
- Grokの検索機能 検索AI/料金:Xのユーザーであれば、無料でも一定回数はAI機能を使用可能です。
- Grokでの画像生成 画像生成AI/料金:1日の回数制限はありますが、Xの無料アカウントでも画像は生成可能です。Xの有料プラン(2026年10月12日からは、新しく契約する場合は「T…
本編 最新AIツール大全/チャットボットAI(Chapter 2)
Grok (チャットボットAI)
料金
無料でも一定回数はチャット可能ですが、使える量には制限があります。有料プランは、2026年10月12日に始まった新しいセット料金「The X Subscription(Xサブスクリプション)」にまとめられ、新しく契約する場合は、Plus(月額8ドル)、Premium(月額30ドル)、Super(月額100ドル)、Ultra(月額200ドル)の4つから選びます(日本のウェブ版の購入画面では、Plusが月額1,280円、Premiumが月額5,280円と表示されていると報じられています)。1つの契約で、Grok、AIコーディングツールのCursor、Xの有料機能をまとめて使えるのが特徴です。以前の「X Premium(月額980円)」や「SuperGrok」の各プランをすでに契約している方は、自分で切り替えない限り、そのままの料金と内容で使い続けられます。
2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
特徴
Grokは、イーロン・マスク氏率いるSpaceXSI社(SpaceX Super Intelligence。旧xAI社)が提供しているAIチャットボットです。2026年2月にSpaceXがxAIを買収したことでブランド名が「SpaceXAI」に変わり、さらに2026年10月には「SpaceXSI」に変わりました。X(旧Twitter)との連携によるリアルタイムな情報収集に強く、Xユーザーには一定の支持を得ています。2026年7月8日には、AIコーディングツールとして有名なCursor(こちらもSpaceXが買収)と共同で訓練されたGrok 4.5が公開され、さらに8月12日には最新モデルの「Grok 4.6」が公開されました。Grok 4.6は、長時間の作業を任せるエージェント用途を意識したモデルで、一度に読み込める文章量は50万トークンに拡大しています。
8月にはこのほかにも、チャットの中でアプリやサイトを作れる「Grok Build」が無料プランを含む全プランに開放され(8月19日)、24時間働き続ける常駐型のAIエージェント「Grok Bot」がSuperGrokの各プランに広がる(8月26日)など、大きな動きが続きました。そして2026年9月21日には、最新モデルの「Grok 4.7」が公開されました。SpaceXSIは「コーディングと知識労働のための最も強力なモデル」「同じクラスのモデルの半額で、2倍の速さ」と説明しています。まずは開発者向けのAPIと、アプリ作成機能のGrok Build、AIコーディングツールのCursorから提供が始まっており、API料金は4.6と同じ入力100万トークンあたり2ドル・出力6ドルに据え置かれました。
そして2026年10月12日には、Grok・Cursor・Xの有料機能を1つにまとめた新しい料金体系「The X Subscription」が始まりました(料金は上の「料金プラン」をご覧ください)。新しい料金体系でGrok Botを使えるのは、Premium(月額30ドル)以上のプランです。
ヒルトルのレビュー
私もXに課金して初期からGrokを使ってきましたが、初期の頃はGrokの最初のバージョンはChatGPTなどと比べると性能は低いと感じていたものの、その後のバージョンは大きくレベルアップしていると感じます。特に、X上で投稿されているユーザーの意見や評判をリサーチしたい時にはGrokに質問して、特定のトピックに関するX上における評判を確かめるなどの使い方はお勧めできます。2026年2月にはGrok 4.20 Betaが公開され、4つのエージェントが並列に協力して回答する「マルチエージェント構成」という独特なアーキテクチャを採用しました。そして2026年7月8日にはGrok 4.5、8月12日にはGrok 4.6が公開されました。4.5は性能の高さそのものよりも「価格の安さとスピード」を武器にしたモデルでしたが、4.6は「長時間のエージェント作業」に軸足を移したモデルで、API料金は入力100万トークンあたり2ドル・出力6ドルと、Claudeの最上位モデルの4分の1以下という安さは変わっていません。
SpaceXSIは「GPT-5.6 Solと同点の性能」とアピールしていますが、利用者の投票で順位を決めるArena(旧LM Arena)のランキングでは4.6は上位には入っておらず、評価は割れているという印象です。とはいえ、「十分に賢いAIを安く速く使える」という点で、コスト重視の開発者の間では引き続き話題になっています。9月21日に出たGrok 4.7も、まずは開発者向けの提供で、打ち出しているのは「半額で2倍速い」という安さと速さです。その後もSpaceXSIは手を止めておらず、7月23日には通常1回あたり128体、大型のジョブでは最大1,024体のエージェントを裏側で同時に走らせる「Workflows」、7月24日にはGoogleのスプレッドシートやスライドと連携する無料のアドオンが提供されました。
そして8月19日には、チャットの中でウェブサイトやアプリ、ゲームまで作れる「Grok Build」が、無料プランを含む全プランで、スマホアプリからも使えるようになりました(詳しくはChapter 7でご紹介します)。8月26日には、あなたの代わりに24時間クラウド上で働き続ける「Grok Bot」もSuperGrokの全プランに広がりました。単なるチャットボットから、作業を任せられる道具に変わろうとしているのを感じます。
本編 最新AIツール大全/検索AI(Chapter 4)
Grokの検索機能(グロック) (検索AI)
料金
Xのユーザーであれば、無料でも一定回数はAI機能を使用可能です。
2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
特徴
SpaceXSI(SpaceX Super Intelligence。旧xAI、旧SpaceXAI)のAIチャット「Grok」の検索機能は、特にX(旧Twitter)のリアルタイム情報に強い点が高く評価されています。海外AI界隈やマーケティング業界の最新トレンド、ユーザーの反応、新ツールの話題などを素早く把握できるため、「空気感を見るツール」として人気があります。2026年は「DeeperSearch」というより徹底的なリサーチモードも追加され、リサーチ結果をPDFやPowerPoint、Excelファイルとして生成できるようになりました。2026年7月に公開されたGrok 4.5、そして8月12日に公開されたGrok 4.6は、Excelでの複雑な資料作成や文書作成などの「オフィス業務」や長時間のエージェント作業を得意分野として打ち出しており、Xの投稿リサーチ→そのままレポート生成、というワークフローが1つのAI内で完結する点は、他社にはない強みです。
2026年7月にはこの「オフィス業務」路線がさらに進み、Microsoft 365への対応、OutlookとExcel向けのアドイン、そしてGoogleのスプレッドシート・スライド・ドキュメントで使える連携アドオンの無料提供が始まりました。また、複数のAIを並行して裏側で走らせる「Workflows」、チャットの中でWebサイトやアプリ、ダッシュボードを作れる「Grok Build」(8月19日から全プランで利用可能)、24時間クラウド上で働き続ける「Grok Bot」(8月26日からSuperGrokの全プランで使えるようになり、2026年10月12日に始まった新しい料金体系「The X Subscription」ではPremium以上のプランで利用可能)も追加されています。
ヒルトルのレビュー
もしあなたがX(旧Twitter)上のリアルタイムな投稿や世の中の反応を重点的に調べたいのであれば、Grok を活用するのもおすすめです。X は投稿するハードルが低く、匿名やハンドルネームで利用している人も多いため、企業の公式発表だけではわからない「実際に使った人の本音」や「リアルな感想」が集まりやすい媒体です。特にAIツールや最新サービス、マーケティング関連の話題は、Google検索に情報が反映される前にX上で一気に拡散されるケースも多いため、「今、海外では何が話題なのか?」「実際に使った人はどう感じているのか?」を素早く把握したい時には非常に便利です。とはいえ、あえてGrokに質問しなくても、Xの内容をリサーチしたければ、X内の検索機能を使うか、Googleで検索したり、他のAIチャットで質問をしても、Xの投稿内容を拾ってくれるので、Grokが必須ではありません。
「X内の情報を重点的にリサーチしたい!」という場合には、試しにGrokを使って検索をしてみるのも1つの方法ですね。ただ、2026年7月にGoogleのスプレッドシートやスライド、ドキュメントで使えるアドオンが無料で提供されるようになったのは、地味ですが実務では効いてくる変化だと感じます。「Xでリサーチした結果を、そのまま普段使っている表計算ソフトの中でまとめる」という流れが作れるようになったので、検索AIとしてだけでなく、資料作成の相棒としても試す価値が出てきたという印象です。なお、8月20日前後にはGrokが意味の通らない返事を返す不具合が報じられるなど、新機能を急いで出している分、動作が不安定になる場面もあるようですので、大事な調べ物では他のAIでも裏取りをすることをお勧めします。
本編 最新AIツール大全/画像生成AI(Chapter 8)
Grokでの画像生成(グロック) (画像生成AI)
※Imagine Image 2.0
料金
1日の回数制限はありますが、Xの無料アカウントでも画像は生成可能です。Xの有料プラン(2026年10月12日からは、新しく契約する場合は「The X Subscription」のPlus以上で、日本のウェブ版では月額1,280円と報じられています)に課金するとGrokのチャット機能および画像生成の制限は緩和されます。
2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
特徴
SpaceXSI社(旧xAI)が提供するGrokには、画像生成機能「Grok Imagine」もあります。以前はFluxモデルを使った画像生成しかできませんでしたが、その後は独自の画像生成モデル(Aurora)に切り替わり、2026年8月7日には新しい画像モデル「Imagine Image 2.0」が公開されました。grok.comのImagine画面の「Quality Mode」として提供されており、デザイナーのように文字の配置やレイアウトを先に考えてから描くため小さな文字もきれいに入る、最大5枚の参考画像を組み合わせた編集、選んだ部分だけを描き直すマジックワンド編集、背景の削除、画像の縦横比を賢く変える「Smart Resize」などに対応しています。SpaceXSIによると、公開時点でArenaの画像生成ランキングと画像編集ランキングの両方で世界2位だったとのことです。なお、それ以前から使われていた古い画像モデル「grok-imagine-image-quality」は、2026年11月2日で終了しました。今は古いモデルを指定しても、新しいImagine Image 2.0の低画質設定に自動的に切り替わり、1枚あたりの料金は以前より安くなります(開発者向けのAPIは書き換えなくても動きます)。
ヒルトルのレビュー
以前はFluxモデルを使って画像生成を行うことができましたが、その後はAurora(オーロラ)という独自の画像生成モデルが採用され、2026年1月のアップデートで肌や照明の表現が向上するなど、当初に比べれば仕事でも使えるレベルに近づいていました。そして8月7日の「Imagine Image 2.0」で、Grokの画像生成は一気に本気モードになったという印象です。特に小さな文字まできれいに入る点と、部分的な描き直しや背景の削除といった編集機能が揃った点は、ChatGPTやNano Bananaと十分に比較できるレベルだと感じます。ただし、2026年4月にはGrokによる有名人のディープフェイク画像生成が問題視され、AppleがX(旧Twitter)アプリのApp Store削除を警告するという事態も発生しています。8月には、幼少期の写真から性的な画像を生成されたという女性が集団訴訟に加わったとも報じられており、こうした規制や訴訟のリスクは引き続き残っています。SNSへの投稿は慎重に行うことを推奨します。上記のように有名人そっくりの画像を生成できるのも特徴ですが、悪用されたり、有名人の名を騙る人に騙されたりなどないよう、注意してください。
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