開発編 コラム

ヒルトルのアプリ開発裏話:VercelとCloudflare、私は用途で使い分けています

  • 『アプリ開発者向けAIツール大全』Chapter 9(サーバー・ホスティング)より
  • 2026年11月5日版

この章で一番迷うのが「結局どこに置けばいいのか」だと思います。私の答えは、両方使うです。用途で分けています。

まず、私が開発しているアプリ本体はVercelに置いています。

流れはこうです。Claude CodeやCodexに作らせたコードをGitHub(Chapter 16参照)に上げる。GitHubとVercelを連携させておくと、上げた瞬間に自動で公開される。この体験は、一度味わうと元に戻れません。

ただし、お金の話は正直にお伝えします。

無料のHobbyプランでは商用利用ができません。 しかもVercelの規約は範囲が広く、「商品を売る」だけでなく「サイトを作って報酬を受け取る」ケースも商用扱いです。私は実際にVercelでサイトを公開して商品を販売していますので、当然ながら月額20ドルのProプランに課金しています。円安の今、日本円にすると3,000円を超えます。

そのうえ、たくさん開発すればサーバーを動かした分の費用も乗ります。Proプランには20ドル分のクレジットが最初から含まれていて、私の場合はその中に収まっていますが、「20ドル払えば終わり」ではないことは理解しておいてください。

一方、Cloudflareも使っています。

私のアプリには操作マニュアルを載せたサイトが必要でした。今さらWordPressを立てるのも大げさですし、ブログ記事を書きたいわけでもない。そこでCloudflareを使ったところ、実質無料で公開できました。

これにはちゃんと理由があります。Cloudflareは、プログラムを動かさない普通のページへのアクセスを無料・無制限にしているのです。マニュアルや資料のような「読むだけのサイト」なら、いくら見られてもタダ。これは強烈です。

しかもCloudflareではドメインを上乗せなしの原価で買えます。 ドメインを取って、ClaudeやChatGPTに「Cloudflareで公開できるサイトを作って」と頼めば、それだけで形になります。

では、あなたはどちらを選ぶべきか。

正直、ケースバイケースです。だから私は、AIに相談しました。「こういうアプリを作りたいのですが、VercelとCloudflareのどちらが向いていますか」と条件を並べて聞いたのです。返ってきた答えは「あなたの作りたいものなら、お金を払ってでもVercelのほうがいい」でした。だから私はVercelを使っています。

読むだけのサイトならCloudflare。複雑なアプリならVercel。迷ったら、あなたの作りたいものをAIに説明して聞いてみてください。これが一番早い道です。