video-use(ビデオユース)
評価のまとめ
| 本 | カテゴリ・項目 | ★ |
|---|---|---|
| 開発編 アプリ開発者向けAIツール大全 | その他の便利な開発系ツール |
★は、世間の評判をもとに筆者がまとめた評価です。 ★の付け方
開発編 アプリ開発者向けAIツール大全/その他の便利な開発系ツール(Chapter 16)
video-use (その他の便利な開発系ツール)
料金
本体は完全無料(MITライセンスのオープンソース)です。ただし音声を文字にする部分にElevenLabsのAPIキーが必要で、そこだけ実費がかかります(1時間の音声でおよそ0.22〜0.39ドル)。
2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
特徴
video-useは、AIコーディングツールに動画編集をさせるためのオープンソースです。作ったのは、AIにブラウザを操作させるツール「browser-use」で世界的に知られたチームです。
使い方は驚くほど単純です。撮影した素材をフォルダに入れ、Claude CodeやCodexに「この動画を編集して」と頼む。すると完成したmp4が返ってきます。中でやっているのは、音声を単語単位で文字に起こし、「えー」「あのー」といったつなぎ言葉と無言の区間を見つけて切り、切れ目に30ミリ秒の音のフェードをかけ、色味を整え、字幕を焼き込む、という一連の作業です。しかも編集後の映像を自分で見直して、切り方が不自然でないか点検する仕組みまで入っています。
動画の全フレームをAIに見せるのではなく、文字起こしを主軸にして、判断が必要な場面だけ画像を見る設計になっているため、AIの利用料を抑えられるのも特徴です。GitHubのスター数は3万を超えています(2026年11月5日時点)。
世間の評判
興味深いことに、このツールは海外より日本語圏での評判の方が濃いという珍しい状態にあります。noteやZenn、技術系メディアには、導入手順、内部の仕組みの解説、実際に使ってみた記録が複数上がっており、日本語だけで学べます。
評価が高いのは、話している人が映る動画(解説動画、インタビュー、講座動画)です。「言い直しやつなぎ言葉を削る」という作業と相性が良く、ここでの時短効果は大きいと報告されています。逆に、音楽に合わせて切る動画や、そもそも喋っていない映像には向きません。判断の材料が音声だからです。
正直にお伝えすべき注意点が3つあります。1つ目は、GUI(画面上で操作するタイムライン)がないこと。文字とコマンドで進める世界なので、DaVinci ResolveやPremiereの画面に慣れた方には最初とまどいます。2つ目は、ElevenLabsのAPIキーが必須で、完全無料にはならないこと。3つ目は、公開が2026年4月と新しく、まだ変化が速いことです。
とはいえ、Chapter 2でご紹介したAIコーディングツールをすでにお使いなら、追加で覚えることはほとんどありません。「AIに任せられる仕事が、コードから動画にまで広がってきた」ことを実感できる、象徴的なツールです。
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電子書籍でも読めます
このページの内容は、電子書籍(PDF)と同じです。スマホで読みやすい版と、音声解説もあります。
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2026年11月5日版