MiniMax Audio(ミニマックス・オーディオ)
評価のまとめ
| 本 | カテゴリ・項目 | ★ |
|---|---|---|
| 本編 最新AIツール大全 | 音声生成(音声読み上げ)AI | |
| 開発編 アプリ開発者向けAIツール大全 | 音声・音楽生成API |
本編の★は筆者の個人的なオススメ度、開発編の★は世間の評判をもとにした評価です。2つを平均した点数は作っていません。 ★の付け方
本編 最新AIツール大全/音声生成(音声読み上げ)AI(Chapter 11)
MiniMax Audio (音声生成(音声読み上げ)AI)
※旧Hailuo AI Audio
料金
料金は公式サイトで確認できなかった部分があります。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
- 無料プラン:毎日一定のクレジット(約5分間の音声を生成可能)が付与されます
- 有料プラン:月額5ドルのスタータープランで1ヶ月あたり約2時間、月額30ドルのスタンダードプランで1ヶ月で約20時間の音声を生成可能です。
2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
特徴
中国製のAI生成プラットフォームであるMiniMax(Hailuo)はもともと動画生成AIとして注目を浴びましたが、ChatGPTのようなチャットボット機能に加えて、音声も生成できるオーディオ機能も追加されました。以前は「Hailuo AI Audio」という名前でしたが、現在は「MiniMax Audio」という名称になり、URLもminimax.io/audioに変わっています(旧URLからは自動的に転送されます)。現在の読み上げモデルは2026年1月に公開された「Speech 2.8」で、「えーと」のような自然な間の表現や、10秒の音声からの声のクローン、中国語と日本語をまたいだ読み上げの改善などが行われています。今後もChatGPTなどのアメリカ製のAIプラットフォームに対抗して、総合的なAIツールとして進化していくことが予想されます。
ヒルトルのレビュー
動画生成AIで有名なMiniMax社のHailuoAIが音声生成機能をリリースしたということで実際に私も使ってみました。中国製ということで、英語圏の読み上げツールよりも日本語にローカライズした機能を搭載していると感じました。特に最初から用意されているサンプルのAIナレーター音声では、アニメ調のAIナレーターが多く、日本のユーザーにも受け入れられるよう工夫をしていると感じました。日本語の音声生成も完璧ではありませんが、英語圏の音声生成AIに比べるとクオリティは高く使いやすい印象です。無料でもある程度の音声は生成することができますので、まずは無料で試してみるとよいでしょう。名前が「MiniMax Audio」に変わっていますので、以前のHailuoという名前で探している方はご注意ください。
開発編 アプリ開発者向けAIツール大全/音声・音楽生成API(Chapter 8)
MiniMax Audio (音声・音楽生成API)
料金
従量課金制。読み上げは1,000文字あたり約0.06ドル(Turbo版)〜0.1ドル(HD版)。声のクローンは1声あたり1.5ドルです。
2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
特徴
MiniMax Audioは、前作の音声生成AIチャプターでも紹介した中国MiniMax社の音声合成のAPI版です。
日本語を含む40以上の言語に対応し、約10秒の音声サンプルから声のクローンを作れる手軽さも特徴です。
通常、声のクローンには数十分の音声データが必要とされてきたことを考えると、この手軽さは驚異的と言えます。
笑い声やため息といった感情表現をタグで指定できる最新モデルも投入されており、「棒読みではない音声」を作れる点が支持されています。
料金は読み上げが1,000文字あたり約0.06ドル(高速版)〜0.1ドル(高品質版)、声のクローンが1声あたり1.5ドル。
ElevenLabsのAPI(1,000文字あたり約0.04〜0.08ドル)と比べると、同じくらいか、やや高い水準です。MiniMax社は動画生成のHailuoも手がけており、音声と動画を1社で揃えられる利点もあります。
日本語の品質評価が高いため、日本向けのアプリでも実用的な選択肢になります。なお、同じMiniMax社が提供していた音楽生成のAPIは、2026年8月20日をもって新規の利用申し込みを終了しました。すでに使っている人は継続できます。これから組み込む場合も、Chapter 5で紹介したfal.ai経由なら、MiniMaxが2026年8月に公開した音楽モデル「MiniMax Music 3」(歌声入りで最長5分)を、1秒あたり0.002ドル(3分の曲で約0.36ドル)で使えます。ただし、日本語の歌詞にどこまで対応しているかは公式の説明に書かれていませんので、まず短い曲で試してください。
世間の評判
日本の検証記事では「日本語環境では現時点で最も性能の高い音声AIの一つ」と評価されており、日本語読み上げアプリの有力な対抗馬になっています。
音声で会話するAIアプリの基盤としての採用実績も増えており、コストを抑えつつ実用品質を確保したい開発者から支持を集めています。
大量のナレーションを生成する用途では「ElevenLabsだと予算が持たないが、MiniMaxなら成立する」という声もありました。ただし2026年9月下旬にElevenLabsが値下げしたため、今は料金だけで選ぶほどの差はありません。
注意点は2つあります。
1つは、声のクローンに厳格な本人確認の仕組みがないため、他人の声を無断で複製することのないよう、権利面の配慮はあなた自身の責任になること。
もう1つは、中国系サービスとしてのデータの取り扱いです。この2点を許容できる用途であれば、日本語の品質を重視するあなたにとって有力な選択肢です。
まずは短い文章で日本語の品質を確かめ、ElevenLabsとの差が許容範囲かどうかを判断してみてください。
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