dots(ドッツ)
評価のまとめ
| 本 | カテゴリ・項目 | ★ |
|---|---|---|
| 本編 最新AIツール大全 | AIエージェント |
★は、筆者ヒルトルの個人的なオススメ度です。 ★の付け方
本編 最新AIツール大全/AIエージェント(Chapter 3)
dots (AIエージェント)
提供:OpenAI
料金
dots単体の料金はありません。ChatGPTのProプラン(月額100ドル・200ドル・500ドル)と、法人向けのBusiness(上位のPremium席)・Enterpriseで使えます(Enterpriseなどの大きな組織向けのプランでは、2026年11月4日に正式に提供が始まりました。11月18日までは管理者が有効にした場合に使え、11月18日からは管理者が止めない限り使えるようになります)。最初の1体はプランに含まれていて、追加料金はかかりません。dotsとの会話はChatGPTの使用枠には数えられませんが、dotsがChatGPT WorkやCodexで始めた作業は、それぞれの使用枠に数えられます(公開から1か月は、じっくりした作業に使える枠が多めに用意されていました。その後の条件はプランごとに知らせるとOpenAIは説明していますが、2026年11月5日時点のヘルプページには、まだくわしい内容は書かれていません)。2体目からの料金は、2026年11月5日時点では発表されていません。
2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
特徴
dotsは、OpenAIが2026年9月29日(日本時間30日未明)の開発者向けイベント「DevDay」で発表した、24時間動き続けるAIエージェントです。1体ずつを「dot(ドット)」と呼びます。最上位モデルのGPT-6 Astraで動き、専用のパソコンをクラウド上に持っているので、あなたがパソコンを閉じている間も仕事を続けられます。プラグインを通して4,000以上のアプリとつながり、あなたが許可すれば、あなたのパソコンを使って作業することもできます。ChatGPT Workが「あなたが頼んだ仕事を進める」機能なのに対して、dotsは「あなた専属のスタッフとして、状況の変化に合わせて先回りして動く」ことを目指しています。OpenAIが挙げている例は、お客様の声をもとにプログラムの不具合を直す、商品の内容が変わったときに販促資料を作り直す、新しいデータで分析を更新する、条件が変わるたびに提案書を作り直す、といったものです。
一緒に仕事をするほど、あなたの好みや考え方、「どういう状態なら良い出来なのか」を覚えていくと説明されています。作業の中身はいつでも確認できます。dotは、ChatGPTのデスクトップアプリやパソコンのブラウザに加えて、2026年10月9日までの更新でスマホアプリからも作れるようになりました(アプリを最新版にしておく必要があります)。作ったあとは、スマホアプリや、SlackやMicrosoft Teamsからも話しかけられます。ただし、あなたのパソコンをdotにつなぐ設定はデスクトップアプリで行い、一度につなげるのは1台だけです(パソコンの電源が入っていて、ChatGPTアプリが開いている間だけ使えます)。使えるのは18歳以上の方で、Proプランの場合、ヨーロッパ(EEA)・イギリス・スイスは対象外です。日本は対象外の地域には入っていませんが、順番に提供されているため、対象のプランでもすぐには表示されないことがあります。
ヒルトルのレビュー
私はまだ使っていませんので、公式情報と海外のレビューをもとにお伝えします。dotsは、この章でご紹介しているGrok Botと同じく、「クラウド上に自分のパソコンを持った、24時間働くAIの同僚」という発想のエージェントです。ChatGPTの最上位モデルで動き、ChatGPT WorkやCodexとそのままつながるので、すでにChatGPTを仕事で使っている方ほど、任せられることが多いはずです。ただ、2026年11月5日時点では、おすすめするのはまだ早いと感じます。理由は3つあります。1つ目は、月額100ドル以上のProプランが必要なことです。2つ目は、公開されたばかりで不安定なことです。いち早く試した海外のレビューサイトEveryの記事では、「権限まわりのトラブルや、送った指示が届かないことが多く、アプリの中のブラウザにつながらないこともよくあった」として、「1〜2週間待ってから試す」ことを勧めています。
(それでも筆者は「ChatGPTで新しい会話を始めるより、dotsに頼むほうが多くなった」とも書いていて、可能性は十分に感じます。)3つ目は、日本語での使い心地がまだ分からないことです。公式の資料には、日本語への対応についての記載がありません。また、AIに先回りして動いてもらうということは、それだけ多くのアプリやパスワード、社内の情報を預けるということでもあります。dotsが使っているのは今のGPT-6 Astraですが、OpenAI自身も、次の改良版(GPT-6.1 Astra)を「頼まれていない範囲の作業まで許可なく進めてしまう」などの理由で公開を取りやめたばかりです。すでにProプランを契約している方は、しばらく様子を見てから、失敗しても困らない小さな仕事で試してみると良いでしょう。
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