Suno (スーノ)
Sunoは、AIを活用してテキストから楽曲を生成する音楽生成AIツールです。
料金:無料プラン:基本的な楽曲生成機能を無料で利用可能です(1日50クレジット)。
この★は、筆者ヒルトルの個人的な評価です。 ★の付け方をくわしく
これを読んでいる方の中には、過去にギターやキーボードなどの楽器を手にしながらコード(和音)を覚えたり、コード進行などの音楽理論を勉強したり、パソコンとDTM(デスクトップミュージック)のソフトやMIDIキーボードとオーディオI/Oなどの機材を揃えたりして、「自分のオリジナル曲を作る!」と思い立った経験がおありの方も多いのではないでしょうか?(私もそうです。)
そのように「音楽を作る」というクリエイティブなスキルをマスターしたいという欲求は多くの人にあるものだと思いますが、これからは「人間の代わりにAIが曲を作って歌詞を考えて歌ってくれる」という時代になりました。
もちろん、素晴らしい曲を作って演奏してくれる人間のミュージシャンの需要がなくなることはありませんが、音楽知識がゼロでも「こんな曲を作りたいな」と思ったらAIが私たちの代わりに良い感じの曲を作ってくれる時代が来てしまったのです。
例えば、個人や中小企業では会社のテーマソングやプロモーションのイメージソングなどをプロのミュージシャンに依頼する予算はないケースがほとんどでしょう。しかし、音楽生成AIであれば、月額10ドル程度のコストでAIが作曲をしてくれて商用利用も可能ですので、スピードやコストを最優先するのであれば人間に作曲を頼む理由はありません。
または、YouTubeやSNSなどで動画配信をする際も、ロイヤリティフリーの楽曲ダウンロードサイトにお金を支払って気に入る曲を探さなくても、「こんな曲が欲しい!」という依頼をAIに伝えて楽曲を作ってもらえば、ネット上の発信活動に使う時間を短縮することも可能です。
そのための代表的な音楽生成AIツールをご紹介しますので、「仕事でオリジナル楽曲が必要だ!」という方はもちろん、「自分で曲を作ってみたいけど時間がない」という方もぜひお気軽にAIに曲を作ってもらう体験をしてみてください!
本の章末の「結論:どれがオススメ?」で、筆者が名前をあげているツールです。
くわしい理由と使い分けは、このページの下の「結論:どれがオススメ?」に書いています。
Sunoは、AIを活用してテキストから楽曲を生成する音楽生成AIツールです。
料金:無料プラン:基本的な楽曲生成機能を無料で利用可能です(1日50クレジット)。
同じ★の中は、本の順に並べています。
Google Flow Musicは、Googleの音楽生成AIです。
料金:Free(無料):毎日補充されるクレジットで、同時に2曲まで生成可能。無料のまま商用利用も可能です。
Udioは、AIを活用してプロフェッショナルなサウンドトラック風の楽曲を生成するプラットフォームです。
料金:無料プラン: 1日10クレジットと月100クレジットが無料で付与され、1日あたり最大3曲の楽曲を生成可能です。
SoundRawは、日本発のAI音楽生成ツールで、ユーザーが入力したプロンプトに基づいて完全オリジナルのBGMを生成します。
料金:無料プランでも一定数の曲はお試しとして生成可能です。
Mureka.aiは、AIを活用してユーザーの歌詞やプロンプトから完全にプロデュースされた楽曲を生成するプラットフォームです。
料金:無料プラン: 無料では数曲のみ楽曲を生成可能です。
AI音楽生成ツールについては、一番お勧めしやすいのは、やはりSunoです。もちろん、Sunoも人間が歌った曲とはやはり細かい違いがありますので、細かいことを気にする人には不満な点があるかもしれませんが、スーパーなどの店舗で流れているようなBGMであれば、十分通用するレベルのクオリティの楽曲をAIが瞬時に作り出すことができるので、一部の音楽家さんの仕事は減ってしまう可能性もあるツールだと感じました。
プロの職業音楽家さんにとっては危機に感じるかもしれませんが、プロに楽曲制作を頼むような予算がない個人や中小企業にとっては、イベント用や配信用であったり、会社のテーマソングなどを安価に制作することができるので、素晴らしい時代になったと感じます。
そして、2026年に入り、AI音楽生成業界は『訴訟』から『ライセンス契約』への大きな転換期を迎えています。SunoはWarner MusicやBMG、UdioはUMG/Warner/Merlin/Kobalt/Believeと続々と和解・提携し、ライセンスAIモデルへの移行を進めています。Sunoの新しい『Voices』機能で自分の声でAIに歌わせたり、Udioが公開を予定している『Starstruck』ではAriana Grandeなどメジャーアーティストの楽曲を合法的にリミックスできるようになる予定で、音楽の作り方そのものが大きく変わろうとしています。
その裏返しとして、Sunoは9月3日から無料プランのダウンロードを「一生で7曲まで」に制限するなど、「無料で作った曲を自由に持ち出す」ことには厳しくなってきました。「無料で商用利用できる曲を作りたい」という方は、当面はGoogle Flow Musicのほうが向いていると思います。
一方、UdioにはSony Musicが、SunoにはUMGとSony Musicが、今も訴訟を続けています(Sunoへの2度目の提訴は2026年9月18日)。Udioの裁判で、以前は2026年夏に予定されていたfair use(公正な利用)についての判決も、2027年以降にずれ込んでいます。その結果次第ではAI音楽業界全体の未来が大きく変わる可能性もあるので、引き続き注目です。
アプリに組み込んだり、自分で作ったりしたい方は、開発者向けの本の章もどうぞ。
『最新AIツール大全』2026年11月5日版の Chapter 12 と同じ内容です。