PixVerse(ピックスヴァース)
評価のまとめ
| 本 | カテゴリ・項目 | ★ |
|---|---|---|
| 本編 最新AIツール大全 | 動画生成AI |
★は、筆者ヒルトルの個人的なオススメ度です。 ★の付け方
本編 最新AIツール大全/動画生成AI(Chapter 9)
PixVerse (動画生成AI)
料金
無料アカウントでは1日2本程度の動画を作成可能。有料プランは月額10ドル~。月額30ドルのプロプラン以上だと1080p画質で動画を生成可能(それ以下のプランは720pまで)
2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
特徴
PixVerse(ピックスヴァース)は、シンガポールのMOTIVAI PRIVATE LIMITEDが運営する動画生成AIサービスで、テキストや画像から数分でプロ級の動画を作成できます。WebブラウザやDiscord上で利用可能で、リアリスティックからアニメまで多様なスタイルに対応し、カメラモーション機能も備えています。無料プランから月額30ドルの無制限プランまであり初心者にも使いやすいインターフェースが特徴です。2026年3月にはPixVerse V6が公開され、20以上のシネマティックレンズコントロール、マルチショット動画生成、ネイティブオーディオ対応など、シネマグレードの機能が追加されました(2026年11月5日時点でも、動画を作る自社モデルとしてはV6が最新です。開発者向けには4月に映画的な表現に特化した「C1」というモデルも追加されています。また9月23日には、言葉で指示しながら歩き回れる世界をその場で作り出す「R2」という、別系統のモデルも発表されました)。
運営は2026年7月にシリーズCの延長ラウンドを完了し、シリーズCの累計調達額は4億3,900万ドルに達しました。アリババなどが出資しており、今後はリアルタイムで動く世界を作る「ワールドモデル」の R1 を軸に、インタラクティブなエンタメやゲームの領域へ広げていく方針を発表しています。利用者は177以上の国と地域で1億5,000万人を超えているとのことです。8月には、商品ページのURLを入れるだけで広告動画をまとめて作る「PixVerse Growth Studio」(8月12日)、賞金つきのAI映画コンテスト「PixLight」(8月7日)、そして他社の最新モデルであるSeedance 2.5とMiniMax H3の搭載(8月20日、有料プラン向け)が行われました。2026年10月9日には、このGrowth StudioがMeta(Facebook・Instagram)の「カタログ商品動画」とつながり、ネットショップの商品カタログに載っている全商品について、商品ごとの動画広告をまとめて作り、FacebookやInstagramの広告でそのまま使えるようになりました(料金や日本での提供については書かれていません)。
ヒルトルのレビュー
PixVerseは、独自の動画生成AIモデルを持つ珍しいツールで、日本語に完全対応している点が特徴です。無料プランでは初回90クレジット、その後毎日60クレジットが付与され、基本的な5秒動画の生成には30クレジットが必要です。実際に使用した結果、人物の造形がリアルで高品質な動画が作成でき、日本語のプロンプトでも正確に反映されます。また、高画質化、動画延長、効果音追加、多様なスタイル適用など編集機能も充実しています。他の動画生成AIツールと比較しても性能が高く、特に日本語対応の使いやすさが優れています。実際に日本語のプロンプトで動画を生成してみましたが、結果は、かなり高いクオリティです。他の動画生成AIのクオリティに満足ができない人にはPixVerseは良い代替ツールになると思います。ただ、自社の動画モデル本体は2026年3月のV6から更新が止まっており、会社としての関心はリアルタイムのワールドモデル「R1」を使ったゲームやインタラクティブ体験のほうへ移っているように見えます。
その代わり、8月からはSeedance 2.5やMiniMax H3といった他社の最新モデルもPixVerseの中で使えるようになりましたので、「自社モデルにこだわらず、良いものは取り込む」という方向に舵を切ったようです。とはいえ、7月には累計4億3,900万ドルという大きな資金調達も完了しているので、体力のある会社であることは間違いないでしょう。
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