Cursor(カーサー)

評価のまとめ

本カテゴリ・項目★
本編 最新AIツール大全 AIコーディング ヒルトルのオススメ度 ★5(5段階)
開発編 アプリ開発者向けAIツール大全 AIコーディングツール 世間の評判 ★4(5段階)

★が違うのは、どちらかが間違っているからではありません。『使う人』と『作る人』で、見るところが違うからです。

本編の★は筆者の個人的なオススメ度、開発編の★は世間の評判をもとにした評価です。2つを平均した点数は作っていません。 ★の付け方

Cursorの公式サイト(新しいタブで開きます)

本編 最新AIツール大全/AIコーディング(Chapter 7)

Cursor (AIコーディング)

ヒルトルのオススメ度 ★5(5段階) 11月5日版で更新

料金

無料プランあり。2026年11月5日時点の公式の料金ページでは、XやGrokの有料機能とセットになったプランに変わっており、Plus(月額8ドル。使えるのはGrokのモデルのみ)、Premium(月額30ドル)、Super(月額100ドル)、Ultra(月額200ドル)、チーム向けのTeams(1人あたり月額30ドル~)があります。ClaudeやGeminiなどほかの会社のモデルはPremium以上で使えますが、月額料金には含まれず、使った分だけAPIの定価で別に支払う形です。(以前のPro(月額20ドル)などのプランは、すでに契約している方向けに、そのまま続いています。)

2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。

特徴

Cursor(カーサー)は、AI機能を搭載した新しいタイプのコードエディタです。あなたがプログラマーでなくても、プロジェクト管理やドキュメント作成の仕事をしているなら、このツールは大きな助けになります。最大の特徴は、AIがあなたの作業を理解して、次に必要なコードを自動で提案してくれることです。「こんな機能を作りたい」と簡単な言葉で伝えるだけで、必要なプログラムを作ってくれるため、初心者でも効率よく開発ができます。そして2026年6月には、イーロン・マスク氏率いるSpaceXがCursorの開発元であるAnysphere社を約600億ドル(約9兆円)で買収するという大きなニュースがあり、8月14日にはこの買収が正式に完了して、Cursorは「SpaceXの一部」になりました。買収の発表後に公開されたSpaceXSIのモデル「Grok 4.5」(7月)、「Grok 4.6」(8月12日)はいずれもCursorと共同で訓練されており、公開当日からCursorで使えるようになっています。

2026年7月には機能面でも大きな追加がありました。7月10日のバージョン3.11では、本筋の会話とは別に相談できる「サイドチャット」(並行して別の会話ができる機能)と、過去のエージェントの作業履歴をコマンドパレットから検索できる機能が入りました。8月には、Gmail・Googleドライブ・カレンダーと連携するプラグイン(8月3日)、本番環境の監視ツールを作っていたFiretiger社の買収(8月13日)、Cursor自身がコードを預かる「Origin(オリジン)」というサービスの早期ベータ(8月17日)などが続いています。そして2026年8月28日には、OpenAIが「SpaceXがCursorを買収したことを受けて、Cursorへのモデルの提供をやめる」と発表しました。OpenAIは移行の期限として2026年11月12日を提案しており、その日を目安に、CursorからChatGPTのモデル(GPT-5.6など)が使えなくなる見込みです(正式な終了日は、両社が確認したうえで知らせるとのことで、2026年11月5日時点ではまだ出ていません。OpenAIのヘルプでは、自分のOpenAIのAPIキーをCursorに登録して使う方法なども案内されています)。

2026年10月6日には、iPhoneのCursorアプリから、自分のパソコンで動いているAIエージェントの様子を見たり、返事をしたりできる「Remote control(リモートコントロール)」も加わりました(パソコンは電源を入れたまま、ネットにつないでおく必要があります)。2026年10月29日(アメリカ時間)には、Cursorの拡張機能の配布サイトに、Anthropic社が作ったものではない不正な「Claude Code」の拡張機能(バージョン2.1.312と2.1.313)が約11時間並ぶという事件が起きました。この間にMacかWindowsで入れたり更新したりした方は、拡張機能を消すだけでは足りないことがありますので、Cursorの公式ブログの案内に沿って確認と修復をしてください。

ヒルトルのレビュー

Cursor(カーサー)は世界的に非常に有名なAIコードエディターであり、AIを使ったWeb開発をされている会社で導入されているケースはかなり多いのではないでしょうか?個人的には、「エンジニアではなくても、AIに文章を書いてもらう場合には使える」という話を聞いて導入してみました。使ってみると、確かにChatGPTやGeminiのウェブアプリで文章を書いてもらう場合よりも、書いてもらった文章をテキストエディタにコピペする回数が少なくなりましたし、AIが書いた文章をCursor内のエディタに直接反映してくれるので、AIで文章執筆をされている方は、一度試してみるべきツールだと感じます。月額30ドルのPremium以上のプランに課金すると、ChatGPT、Claude、Geminiの最新モデルも使用できるので、可能なら課金することを推奨します(2026年11月5日時点の料金ページでは、これらのモデルの利用料は月額料金に含まれず、使った分だけ別料金がかかります)。

なお、SpaceXによる買収後は、GrokがCursor専用に最適化されたモデルとして提供されており、8月12日のGrok 4.6は公開から1週間、Cursorでの利用枠が2倍になるというキャンペーンも行われました。(以前は無料プランでもGrokが使えましたが、2026年11月5日時点の新しい料金ページでも、無料プランでどのモデルが使えるかははっきり書かれていませんので、無料で使いたい方は実際の画面でご確認ください。)今後CursorがGrok中心のツールになっていくのか、これまで通りClaudeなど他社のAIモデルも自由に選べる状態が続くのかは、8月14日に買収が正式に完了したこともあり、Cursorユーザーとしては引き続き注視しておきたいポイントです。その意味で、7月に追加されたCursor Routerは面白い動きだと感じています。

モデル選びをCursor側に任せられるようになったので、「毎回どのAIを選ぶか迷う」という手間がなくなりました。正直、私のように毎日いろんなモデルを試している人間にとっては少し物足りない部分もありますが、これから始める方には親切な機能です。あとは、iPadからCursorが使えるようになったのも地味に嬉しい変化で、移動中にAIの作業結果をチェックするくらいのことなら、もうパソコンを開かなくても済んでしまいます。なお、2026年8月28日に、OpenAIがCursorへのモデル提供を、11月12日を目安に打ち切ると発表しました。CursorでChatGPTのモデルを使ってきた方は、11月以降はClaudeやGeminiなど別のモデルに切り替える必要が出てきます。買収によって使えるAIモデルが変わってしまうというのは、自分が毎日使っているツールで起きると考えると、なかなか怖い話です。「1つのツールにすべてを預けきらない」という姿勢は、これからますます大事になりそうだと感じます。

開発編 アプリ開発者向けAIツール大全/AIコーディングツール(Chapter 2)

Cursor (AIコーディングツール)

世間の評判 ★4(5段階) 11月5日版で更新

料金

無料プランあり。2026年10月12日(日本時間13日)から、Grok(グロック)やX(旧Twitter)の有料機能とひとまとめの「The X Subscription」に変わりました。有料はPlus(月額8ドル・使えるのはGrokのモデルだけ)、Premium(月額30ドル)、Super(月額100ドル)、Ultra(月額200ドル)です(いずれも税抜き)。ClaudeやGeminiなど他社のモデルはPremium以上で使えますが、使った分だけAPI料金どおりの別払いです。それまでのPro(月額20ドル)やPro+、以前のUltraには、新しく申し込めなくなりました。

2026年11月5日版の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。

特徴

Cursor(カーサー)は、Anysphere社が開発する、AI機能を搭載したコードエディタ(コードを書くための専用ソフト)の代表格です。

世界中のAI開発企業で採用されており、「AIコードエディタといえばCursor」という地位を築いています。

定番の無料エディタであるVS Codeをベースに作られているため、これまでVS Codeを使っていた人がそのままの操作感で移行できるのが強みです。

ChatGPT、Claude、Geminiなど好きなAIモデルを選んで使える自由度の高さに加え、近年は自社開発の高速モデル「Composer」も搭載し、「最上位クラスの性能を10分の1のコストで」という路線を打ち出しました。

2026年にはコードレビュー企業のGraphiteを買収して品質チェック機能を強化し、年間売上高は2026年6月に40億ドルを超えたと報じられています。

そして2026年6月に発表されたイーロン・マスク氏率いるSpaceXによる開発元の買収は、8月14日に正式完了しました。

Cursor向けに最適化されたGrok 4.5に続き、8月にはGrok 4.6、9月21日には最新のGrok 4.7もいち早く搭載されるなど、業界の台風の目になっています。10月6日には、iPhoneのCursorアプリから、自分のパソコンで動いているAIの作業を見守ったり、返事をしたりできる「Remote control」も加わりました(パソコンは電源を入れたまま、ネットにつないでおく必要があります)。2026年10月29日(アメリカ時間)には、Cursorの拡張機能の配布サイトに、Anthropic社が作ったものではない不正な「Claude Code」の拡張機能(バージョン2.1.312と2.1.313)が約11時間並ぶという事件が起きました。この間にMacかWindowsで入れたり更新したりした方は、拡張機能を消すだけでは足りないことがありますので、Cursorの公式ブログの案内に沿って確認と修復をしてください。

ただし、その買収が思わぬ余波を生みました。2026年8月28日、OpenAIは「買収後のCursorが利用規約を守るという信頼が持てない」として、Cursorに対する自社モデルの提供をやめると発表したのです。OpenAIは移行の期限として2026年11月12日を示しており、その日を目安に、CursorからChatGPT系のモデル(GPT-5.6シリーズなど)は使えなくなる見込みです(正式な終了日は、両社が確認したうえで知らせるとのことです)。Claude、Gemini、Grokは引き続き使えますので、Cursorを使うなら「ChatGPT以外のモデルで開発する前提」で考えておいてください。2026年11月5日時点で、正式な終了日はまだ出ていません。OpenAIのヘルプでは、自分のOpenAIのAPIキーをCursorに登録する方法も案内されています。料金はOpenAIのAPIの支払いになり、使えるのはパソコンの中で動くChatとAgentだけです(Cursor Tab、Auto、クラウドのエージェントなどでは使えません)。

さらに10月12日(日本時間13日)には、料金の仕組みが「The X Subscription」に大きく変わりました。プランに含まれる使用量はGrokのモデルなどを使う分で、Grokのアプリなどと共有し、毎週補充されます。ClaudeやGeminiを使う分はこの使用量に含まれず、1回目から別払い(API料金どおり)です。すでにPro(月額20ドル)などを契約している方は、当面そのまま使えます。新しいプランに切り替えるかどうかは自分で選べますが、一度切り替えると元のプランには戻れません。ClaudeやGeminiを中心に使っている方は、慎重に判断してください。

世間の評判

海外のレビューサイトG2では4.6点(300件超)と高評価で、「モデルを自由に選べる」「VS Codeとほぼ同じ操作感で移行しやすい」という2点が支持の中心です。

コードを目で見ながらAIと共同作業したい人にとって、現時点で最も完成度が高いという評価は世界的に定着しています。

一方で、無視できないのが料金体系への不信感です。

2025年半ばに行われた課金方式の変更は「説明が分かりにくい」「気づいたら上限に達していた」と海外・日本の両方で炎上し、日本のnoteや個人ブログにも当時の経緯を解説した記事が数多く残っています。

その後改善は進んでいるものの、「Cursorの課金は事前に理解してから使うもの」という警戒感は今も語り継がれています。

また、エディタ型のツールなので、画面にコードがずらりと表示されることには慣れが必要です。非エンジニアの方が最初に触ると圧倒されるという声も少なくありません。

SpaceX傘下入り後に心配されていた「Grok中心のツールになるのか」という点は、10月の料金の変更で、はっきりGrok寄りの答えが出ました。新しいプランではClaudeやGeminiを使う分がすべて別払いになるため、公式フォーラムには「使っているのはほとんど他社のモデルなのに」「月額60ドルのPro+に当たるプランがない」といった不満の声が多く寄せられています。一方で公式は「Grokのモデルでコードを書く分なら、これまでの同じ位置づけのプランの2倍以上使える」と説明しており、Grokで足りる人には得になる面もあります。

世間の評判をまとめると、「コードを自分の目で見ながら開発したい人の定番。完全にAI任せにしたい初心者は、まずClaude CodeやCodexから入る方が楽」という位置づけになるでしょう。

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